明日へ向かう帰り道

夕焼け色に染まるる

この街の中歩いている

言葉にすればいつも

伝わらなくて胸にしまう

いつか見たあの空に

浮かんだ雲に似ているなぁ

ふわふわ流れゆくまま

明日へ向かう帰り道

ひとかけらの不幸せと

ひとかけらの幸せと

本当は2つを欲しがる

色あせた孤独さでさえも

伸びる影、沈む夕日に僕らは

何を願い、何を祈ろうとするだろう？

細く狭いこの道の行く先には

変わらない温もりが僕を待ってる

キラキラと瞬いている

無数の星を見上げている

あのどれか一つだけでも

あなたの元に届けたいな

ひと時の道のりの中

つぶやく言葉を拾う

ひとひらの限られた時間

今まさにくれてゆく街よ

伸びる影、沈む夕日に僕らが

託された日々の記憶とは何だろう？

強く強く胸を打つ鼓動を信じて

今日の日とあの夕日に別れを告げよう

一つ一つこぼれゆく無数の涙は

花となりいつか僕らを潤してゆくのでしょう

閉じかけた胸のしじまに差し込む

一筋の光を連れて、うちへと帰ろう

うちへと帰ろう