歌詞

オレンジに染まっていく車道
独りでに伸びてゆくシルエット
君がいた木枯らしのバス停
なんとなく空を見上げてた
当たり前のような時は過ぎて
言えずにいた君への想い忍ばせる
初めて知ったよ無力な僕だって
揺れる髪が手をすり抜けた
ずっとずっと忘れられないんだ
煌めくイルミネーション
照らされた横顔や
無邪気な笑顔より
最後のウインカー
あの角を曲がって
交わしたふたりの「さよなら」
時間を持て余した僕に
確かめさせるように
ディスプレイは光る
世話焼きな携帯になったなぁ
日付は同じ去年は君といた
当たり前のように時は過ぎて
それなのに君は皺一つ増えなくて
素肌ごとぎゅっと
抱きしめてるはずだった
柔い髪に眠るはずだった
ずっとずっと忘れられないんだ
あまりにも愛おしくて
僕はまだ変われない
無邪気と笑ってよ
あの日のCDカーステレオは歌う
重ねたふたりの「愛してる」
ずっとずっと忘れられないんだ
曖昧に揺れる街
君の手も引けなくて
空知らぬ雨と
最後のウィンカー
あの角を曲がって
交わした涙の「さよなら」
Written by: Hitomi Sano
instagramSharePathic_arrow_out