歌詞

[Verse 1]
他人にきかれりゃ お前のことを
[Verse 2]
年のはなれた 妹と
[Verse 3]
作り笑顔で 答える私
[Verse 4]
こんな苦労に ケリつけて
[Verse 5]
たとえ一間の 部屋でよい
[Verse 6]
母と娘の 暮しが欲しい
[Verse 7]
[Verse 8]
「いくらなじんだ水でも 年頃の娘のいる左褄
[Verse 9]
住みにくうございます
[Verse 10]
浮名を流した昔も ありましたが…
[Verse 11]
ああ あの人
[Verse 12]
私を残して死んだ あの人を恨みます」
[Verse 13]
[Verse 14]
厚い化粧に 憂いをかくし
[Verse 15]
酒で涙をごまかして
[Verse 16]
三味にせかれて つとめる座敷
[Verse 17]
あれが子持ちの 芸者だと
[Verse 18]
バカにされても 夢がある
[Verse 19]
それはお前の 花嫁姿
[Verse 20]
[Verse 21]
「女の盛りはアッという間です 若い妓の時代
[Verse 22]
もう私はうば桜 出る幕ないわ
[Verse 23]
でも もう少し この花街に 私を置いて下さい
[Verse 24]
せめて あの娘に いい花聟が見つかりますまで」
[Verse 25]
[Verse 26]
何度死のうと 思ったことか
[Verse 27]
だけど背で泣く 乳呑児の
[Verse 28]
声に責められ 十年過ぎた
[Verse 29]
宵に褄とる 女にも
[Verse 30]
きっといつかは 幸福が
[Verse 31]
来ると今日まで 信じて生きた
Written by: もず唱平, 三山敏
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