雨にうたえば

なんてことのない道でまた転んでしまう

それでも世界は廻り続ける

まるでぼくだけがさかさまみたいだな

どこかずっと足りなくて過去をぼかしてしまう

ずぶ濡れになった日記帳のような

そんなきみがうたうメロディがよるに伝うよ

なぜかわからないけどさ

きょうは雨に飛び込んでいまを感じたい

また笑えたらさ

ひかるあさがきみを照らすから

忘れたいことばかりがまた浮かんでしまう

からっぽのポストを何度も覗くような

そんなよるにうたう

だれかのためにうたうよ

なぜかわからないけどさ

きょうは雨に飛び込んでいまを感じたい

明日はこわいけどさ

いつまでもそばにいるよ

虹がかかるまでの雨が

こんなにむなしいなんて

思わなかったな　知らなかったな

ずっと忘れぬように

跡を残そう　いま

なぜかわからないけどさ

きょうは雨に飛び込んでいまを感じたい

また笑えたらさ

次はぼくが照らすよ

たのしかったこと　うつくしい日々

すべてきみがくれたもの

明日が来ないように

きらめきのきょうをうたい続けよう

ずっと