歌詞

ユビキリ ヤクソク オニンギョサン チギリマショ……
可哀いおにんぎょ 腕[かいな]何処へやった
滲んだ緋色 凍る鱗 零す
雪の降る夜のユメに
返答[こた]えるのは おやめなさい
そこで出遭った見知らぬモノと
約束を、交わしてはいけない
指切り 約束 おにんぎょさん 契りましょ
絡めた小指で
月のない夜の悪夢[ユメ]の底
おまえをいつも 凝視[みつ]めているから
ヒトの夜と(満月と)カクリ夜の(新月の)狭間で
赤い実ひとつ 誰が獲って喰った
真白の蛇が 長い舌を吐く
記憶の虚[ウロ]の幻燈 廻る 沈む
"アノ子ガ欲シイ"
ずっとこの手を 繋いでくれる
やわらかな あの子の手が、欲しい
雪の降る夜に遭ったモノとの約束を
忘れちゃ、いけない
忘れた何かと引き換えに大事なものを奪って行くから
ヒトの夜と(闇淵[やみわだ]と)カクリ夜の(深淵の)狭間に
ユビキリ ヤクソク オニンギョサン アソビマショ……
アナタト イタクテ
本当に恐ろしいモノは
もう、思い出せないものの中にいる
塗り潰し(繰リ返シ)塗り替える(繰リ返ス)
ひふみよいつむなやこと
ヤクソクを引き契り千切りましょう
雪の降る夜に遭ったモノが
おまえを今夜 喰らいにゆくから
ヒトの夜と(忘却と)カクリ夜の(喪失の)狭間に
Written by: みとせのりこ, 三輪 学
instagramSharePathic_arrow_out