歌詞

「いつまでたっても一緒 ならいっそ こんな一生は
ここで終わってしまえ」と嘆いた
背中の向こうでドアが開いて それを見もしないで
いつもの様に一人で泣いていた
「いつまでたっても一緒 ならいっそ 全部捨てて
何も考えず飛んだらいいさ
背中押してやるから さぁ行って」 そう言って君は
いつもの様に笑い顔を作る
飛んでみたいと思ってたことを 見透かされていたようで
複雑な心の奥が顔に出てなけりゃいいな
一つずつ小さくなってく数字に反するように
一つずつ大きくなってく心音に
戸惑いを感じようと容赦なく触れる君の手に
押し出されて飛び立った空
「いつまでたっても一緒 ならいっそ こんな一生は
ここで終わってしまえ」と嘆いてた
これまでの自分では到底見ることの出来なかった
この色に君への想いを溶かす
ずっとどこへでも好きなとこまで
きっと行くことができそうだ
そうだもっと素敵なものを見て君に
ちょっと自慢げに話してやろう
やっと見つけた希望らしきものに気づいてこぼれた笑みを
かき消すように響きだす声
「何を望んでも一緒 もう一生 君と僕が
会うことなんて二度とないからさ
君は今から何百何千何万人と消えてくんだ
背中押してやるからさぁ」
飛んでいた道は僕の意思じゃなく 君の手のひらの上で
複雑な心の奥はどうも隠せそうにないや
頬をつたう涙はもう遥か後方に流れて
目の前広がる人の海
逃げ惑うさざ波に容赦なく近づくこの体
こんなのは望んでない
絶対的な君の声に全力で逆らって
もう止まる気配のない涙は拭かないで
最後の最後で自分になれた気がして緩んだ口元で
「ありがとう」と誰かに言った
Written by: 塩故障
instagramSharePathic_arrow_out