モンスターを飼い馴らせ

クライマックスの海 過ぎれば

影を伸ばすパノラマの都会

湧き上がるビルの隙間に潜む呼吸

誰かに投げられた言葉

どこかに書かれた落書きにも

隠れたつもりの小さな瞳まばたく

ねぇ忍び寄るモンスター

君を誘って走る

きりもなく生まれては迫り来る

恐るべきモンスター

君に口づけを寄り添い微笑んだなら

きっと何処へもゆける

スピードを上げて

フロントグラス踊るように

立ち並ぶライト流れてゆく

願いはただ輪投げのよう外れて消える

ねぇ忍び寄るモンスター

君を誘って走る

きりもなく生まれては迫り来る

恐るべきモンスター

君に口づけを夜に沈む前に

知らないのモンスター

時は始まったばかり

きりもなく生まれては回り出す

忍び寄るモンスター

君を愛すのさ風に揺れて遠く

届かない声が

かき消されてしまう前に

気まぐれな運命たちに

壊されてしまう前に

シャララララ モンスター

忍び寄るモンスター

君を誘って走る

きりもなく生まれては牙をむく

恐るべきモンスター

君に口づけを夜に沈む前に

いたずらなモンスター

君を飼い馴らすだけさ

きりもなく生まれては迫り来る

恐るべきモンスター

君を愛すのさ寄り添い微笑んだなら

きっと何処へもゆける

スピードを上げて