歌詞

[Verse 1]
遠い夢 すてきれずに 故郷(ふるさと)をすてた
穏やかな 春の陽射しが ゆれる小さな駅舎(えき)
別離(わかれ)より 悲しみより 憧憬(あこがれ)はつよく
淋しさと 背中あわせの ひとりきりの旅立ち
[Verse 2]
動き始めた 汽車の窓辺を
流れてゆく 景色だけを じっと見ていた
サクラ吹雪の サライの空は
哀しい程青く澄んで 胸が震えた
[Verse 3]
恋をして 恋に破れ 眠れずに過ごす
アパートの 窓ガラス越し 見てた夜空の星
この街で 夢追うなら もう少し強く
ならなけりゃ 時の流れに 負けてしまいそうで
[Verse 4]
動き始めた 朝の街角
人の群れに 埋もれながら 空を見上げた
サクラ吹雪の サライの空へ
流れてゆく 白い雲に 胸が震えた
[Verse 5]
離れれば 離れる程 なおさらにつのる
この想い 忘れられずに ひらく古いアルバム
若い日の 父と母に 包まれて過ぎた
やわらかな 日々の暮らしを なぞりながら生きる
[Verse 6]
まぶたとじれば 浮かぶ景色が
迷いながら いつか帰る 愛の故郷(ふるさと)
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る その時まで 夢はすてない
[Verse 7]
まぶたとじれば 浮かぶ景色が
迷いながら いつか帰る 愛の故郷(ふるさと)
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る いつか帰る きっと帰るから
Written by: 谷村新司
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