歌詞

[Verse 1]
誰もこっちを 向いてはくれません
一年目の春に 立ち尽くす私
道ゆく人々は 日々を追いかけ
今日一日でも 確かであれと願う
[Verse 2]
僅かにのぞいた 雨上がりの空を見て
笑顔を作って どうですか? と問いかける
色んな事があり 愛さえ見失う
それでも誰かと 触れ合えば
そうだ 元気ですよ と答えよう
[Verse 3]
風よ 運べよ 遠い人への この便り
二年目の夏 涙と貰い水
幸せの色は 陽に焼けた肌の色
唇に浮かんだ 言葉は潮の味
[Verse 4]
出会いや別れに 慣れてはきたけれど
一人の重さが誰にも伝わらず
どこかへ旅立てば 振り返りはしない
それでもこの街に 心を鎮めたい
そうだ 元気ですよ と答えたい
[Verse 5]
夕暮れ時には 想いが駆け巡り
三度目の秋に 何かが揺れている
時間を止めても 過ぎ行くもの達は
遥かな海原に 漂い 夢と散る
[Verse 6]
微かに聴こえた 優しさの歌声は
友や家族の 手招きほど懐かしく
木の葉にうずもれて 季節に身を任す
それでも 私は私であるために
そうだ 元気ですよ と答えたい
[Verse 7]
自由でありたい 心のままがいい
四年目の冬に 寒さを拒むまい
どれだけ歩いたか 考えるよりも
標べ無き明日に 向かって進みたい
[Verse 8]
あなたの人生が いくつもの旅を経て
帰る日来れば 笑って迎えたい
私も今また 船出の時です
言葉を選んで渡すより
そうだ 元気ですよ と答えよう
Written by: Takuro Yoshida
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