忘れてしまっていた

いつの間にか 忘れてしまっていたんだよ

僕が見惚れた 君の瞳の輝きを

遠いある日の 秋の暮れ頃

「このままずっと」なんて受け流していた

幸せなふたりの未来を描けずにいるもどかしさが

頼りない日々の中にしまいこんでゆく

いつの間にか 忘れてしまっていたんだよ

僕が見惚れた 君の瞳の輝きを

隣同士 思ったより遠いふたり

知った愛の意味 確かめ合っていた

窓から見えた時の流れに 変わってゆく姿を重ねて

戻れない日々の中にふさぎこんでゆく

求め続けた優しさは 悲しみを拭いはしない

手を離すことでしか 朝を迎えられない

いつの間にか 忘れてしまったんだよ

僕が見惚れた 君の瞳の輝きを