Lirik

ねえ抱きしめて、もう一度だけ」
僕ら 嘘だらけの恋だけど
幸せでした、最後の夏は
強く 胸に刻んだ
こっそり記す 秘密の日記
君のこと、誰よりも書き留めて
光のそばの 影でいるには
きっと必要だったから
流れ星 僕らを繋ぎ止めて
この想い、絶対に同じだよね
手を引いた 小指を絡めたまま
今だけは、ここにいると…
紙飛行機に 似顔絵描いて
二人一緒に 海へと投げた
僕が描いた 君の絵だけが
波に包まれ 消えていく
「大好き」だとか 「愛してる」とか
口に出すだけなら できたけど
僕のそばから 君が消えてく
何故か そんな気がしたんだ
二人で歩く 海沿いの街
君の声、潮風に木霊して
遠くに望む 入道雲に
何を願っていたのだろう
夕立が僕らを引き裂いてく
叫び声 雨音にかき消されてく
手を伸ばす 雲間へ届くように
つかまえた、その言葉は…
「私を見てよ、月なんかより」
願いはじけて 夜空に落ちる
真っ白な指 溶けないように
強く強く握りしめて
「大嫌い」とか割り切れなくて
僕ら、嘘だらけの恋なのに
本当の言葉伝えられずに
「ごめんね」を星に紡いだ
伝えたいこと ただ1つだけ
どうせ 永遠とかないけれど
あの日と同じ 入道雲に
もう一度だけ 手を伸ばす
紙飛行機に、想いを乗せて
風に包んで 空へと投げた
近くて遠い、君との距離は
今も 変わりはしないから
最後のページ、思い出綴じて
胸にときめきそっと仕舞うの
もう戻らない、あの夏の日々
刻む言葉は「ありがとう」
Written by: Setca.
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